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ニキビ瘢痕治療にレーザーとPRP併用が有効

ニキビ後の萎縮性瘢痕治療に自家多血小板血漿とフラクショナル二酸化炭素レーザーを併用した効果を系統的レビューとメタ分析で検討した結果が10月1日、「Dermatologic therapy」オンラインに掲載された。

フラクショナル二酸化炭素 (FCO2) レーザーは、萎縮性瘢痕治療のゴールドスタンダードである。さらに、多血小板血漿 (PRP) は、治癒とコラーゲン合成を促進すると考えられている。今回の研究では、無作為化試験11件(患者計313人)を対象に尋常性ざ瘡(ニキビ)後の中等度から重度の萎縮性瘢痕の治療おけるFCO2 レーザーと組み合わせた PRPの有効性と安全性を判断することとした。

その結果、PRPとレーザーの併用は、レーザー単独と比較して、統計的有意な臨床的改善と患者満足度を示した。また、PRPとレーザーの併用で、Goodman and Baron’s qualitative acne scar scoreが大幅に改善された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

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