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歯のホワイトニングにBAGペースト併用で知覚過敏抑制

過酸化カルバミドと生体活性ガラスペーストを併用した家庭での歯のホワイトニングの効果を評価した研究結果が10月4日、「European journal of medical research」オンラインに掲載された。

被験者24人を12人の2グループに無作為化した二重盲検研究を実施。ひとつのグループは20%過酸化カルバミドと生体活性ガラス(BAG)45S5 ペーストの併用、もうひとつのグループには20%過酸化カルバミドと非活性のプラセボペーストの併用とした。デジタル分光光度計を用いた色調評価、ビジュアル アナログ スケール (VAS) を用いた歯の感受性評価を行った。

その結果、ベースラインと評価時点での全体的な歯の色調変化にグループ間で差は見られなかった。歯の感受性はBAGペースト使用グループで有意に減少した。家庭での歯のホワイトニングにBAGペーストを併用すると、漂白効果を低下させずに歯の知覚過敏を抑えることができる可能性が示された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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