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アメリカ人はパンデミック前よりも頻繁にビタミンやサプリメントを使用

アメリカ人のビタミン、ミネラル、栄養補助食品 (VMS)の使用は増加傾向にあるようだ。グローバル市場調査会社ミンテルは、ビタミンユーザーであるアメリカ人の78%のうち、3分の1(34%)がパンデミックの開始以来、ビタミンの使用量を増やしており、このうちミレニアル世代がほぼ半数(47%)を占めているという調査結果をこのほど、発表した。

同社の調査では、VMSの売上はパンデミック中に急増し、2019 年から2020年の間に22%増加し、2020年には315億2000万ドルに達している。2022年にはVMSの売上高は、前年比4.1% 増の356億4,000万ドルに達しており、2023年には同市場は5%の増加が見込まれ推定374億4,000万ドル規模に拡大すると予測されている。

VMSを摂取する理由の調査では、全体的な身体的健康のサポート(66%)と免疫システム強化(62%)が上位の理由に上がった。ミレニアル世代(43%)は、消費者全体(34%)よりも精神的な健康をサポートするためにVMSの使用を優先しているという結果も明らかになった。

VMS摂取の最近の傾向を調査すると、マルチビタミンの使用量は過去1年間横ばいで推移しており、1文字のビタミンの使用は増加傾向にある。1文字のビタミンの使用量は2018年の47%から2022年には52%に増加。また、ミネラル サプリメントの使用は2018年の33%から2022年には42%に増加した。消費者は万能のマルチビタミンではなく、不足している可能性のあるビタミンやミネラルに焦点を当てて、よりパーソナライズされたアプローチで健康を最適化しようと試みている傾向と分析している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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