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長時間のマスク使用が眼表面に悪影響

COVID-19パンデミック時に観察された長時間のマスク使用による眼表面への影響を調査した結果が4月20日、「Turkish journal of ophthalmology」オンラインに掲載された。

今回の研究では、20歳から60歳までの眼科疾患のない女性20人、男性15人の計62眼が対象となった。参加者は1日のフェイスマスクの使用時間によって、6時間以上使用のグループと6時間未満使用のグループに層別化された。眼表面に対するマスク使用の影響は眼表面疾患指数(OSDI)アンケート、フルオレセイン眼表面染色、および涙液分解時間(TBUT)で評価した。

その結果、2つのグループのOSDI値は類似していた。眼表面染色パターンをオックスフォードスケールに従って調べたところ、6時間以上使用グループの眼の50%がステージ1と評価され、他の10眼がステージ0と評価された。6時間未満使用のグループの眼では、47.6%がグレード 1、11.9%がグレード2、4.7%がグレード3と評価された。フェイスマスクの使用により、健康な人でもTBUTとフルオレセイン眼表面染色での評価が悪化することがわかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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