アデランス、フロリダ州での院内サロン出店について調査・検討開始
2013.12.18
編集部
アデランスは12月18日、米フロリダ州のリック・スコット知事が記者会見で、同州タンパにあるモフィットがんセンターの院内サロン出店に関心がある企業としてアデランスを紹介したことを公表し、「日本国内での病院内へのサロン出店経験を活かし、フロリダ州での院内サロン出店に取り組んでいく」と発表した。同社広報IR室によると、モフィットがんセンターを含めてフロリダ州での院内サロン出店についてこれから調査・検討する方針で、海外での院内サロン出店はアデランスとしては初となる。
スコット知事は12月11日(米国東部時間)に行われたフロリダ州タンパでの記者会見で、州内のがん研究活動として2013-2014年度の予算から50百万ドルを投資すると発表した。具体的には、全米でも有数の治療及び研究機関であると認められ、また国立がん研究所指定の総合がんセンターである、タンパの「モフィットがん センター」への投資となる。その会見の中で、スコット知事は、化学療法を受ける患者がオーダーメイド・ウィッグを受け取れるようにするため、がんセン ターに院内サロン出店に関心がある企業として、アデランスを紹介した。
スコット知事は、「アデランスはボカラトンにあるヘアクラブを163百万ドルで買収し、フロリダへの投資を開始し、これによりフロリダで150人分の雇用が創出された」と説明。また同知事は11月に訪日の際にアデランスを訪問しており、「アデランスのゴールは、がんセンター内に院内サロンを出店し、そこで化学療法を受ける患者がオーダーメイド・ウィッグを受け取れるようにすることである。我々は、アデランスがフロリダでの投資を継続し、また深刻な病気と闘う人々を助けようとする彼らの責務をうれしく思う」とコメントした。