エイジングケア基礎化粧品、興味・関心高いが知識は少ない
2013.12.18
編集部
ナールスゲン(R)配合エイジングケアローション「ナールスピュア」を販売する株式会社ディープインパクト(大阪市中央区)は、20代以上の女性544名を対象に、エイジングケア基礎化粧品に対する興味度と美容成分への理解・認知度の実態把握調査を実施し、12月18日その結果を公表した。エイジングケア基礎化粧品への関心が幅広い世代で高まっており、今後も市場は成長が見込まれると予想される一方、皮膚構造の知識や、皮膚の内側の細胞や機能についての理解度は低く、興味と知識のギャップの大きさが目立つ結果となった。
同社の調べによると、エイジングケア基礎化粧品に関して、「大変興味がある」「興味がある」と答えた方は、全体で70.1%。最も高い興味を示した50代の約80%をはじめ、どの世代でも60%以上の人が興味を持っていた(下記グラフ)。
エイジングケア基礎化粧品に興味を持っていても、その知識や理解が十分ではないことが判明した。
コラーゲンがもともと自分の体内(細胞)で作られていることを理解している割合は全体で51.5%で、「コラーゲンは、体内では生成できないの でサプリメントや化粧品で補う必要がある」と勘違いしている割合が44.9%と半数近くいた。「コラーゲンはレザースーツのように固めのものである」ことを理解している割合は6.8%と少ない。
「線維芽細胞」については64.9%が、「エラスチン」については48.3%が「聞いたことがない」と回答。「ヒー トショックプロテイン」については56.3%が「聞いたことがない」と回答した。エラスチンは、20代の認知度(25%)に比較して、30代以上は全世代で認知度が40%を超え、名前自体の認知度は比較的高くなる。エラスチンが比較的高価格帯の化粧品原料に使われており、30代以上ではそれを使う機会 が多くなるからではないか、と同社は推測している。どの成分も、「どんなものかある程度知っている」「よ く知っている」という回答は10%台以下にとどまっており、全世代を通じて、十分に理解している人の割合は少ないという結果だった。
同社は、「化粧品そのものには興味がありながらも、正しい情報を得る機会が少ないことを反映している」「ウェブサイトに溢れる情報が玉石混交であることや、化粧品やサプリメントなど、コラーゲンを含む製品に対して誤った理解をしている女性も多い」と分析している。
- 参考リンク
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株式会社ディープインパクト