不安を取り除く「瞑想」も、ダイエットには効果なし
2014.01.10
編集部
国際的な医学誌「JAMA Internal Medicine」の2014年1月6日オンライン版に、「瞑想」が医学的に効果があるのかを調査した結果が掲載された。
この研究は、瞑想の効果を測定した47の試験の結果を分析して行われた。
その結果、現在の自分の感情や状態を見つめることから行うという「マインドフルネス瞑想法」で、不安、うつ、苦しみに対する効果に中程度の証拠(エビデンス)が認められ、ストレス/苦痛および精神的健康に関連した生活の質(QOL)の改善では低い証拠が見られた。食習慣、睡眠、減量などには効果があったという証拠は見られなかった。また、薬物、運動、行動療法などに比べて、瞑想が効果的だったという証拠も見られなかった。
研究者らは、瞑想の効果は小さいようだと結論する。効果は限定的で、不安やうつには一定の効果があるものの、ストレスやダイエットなどには期待するほどの効果はないかも知れない。