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美容外科手術後の再入院率は極めて低い

手術の成績を評価するうえで重要な指標となる「再入院率」だが、美容整形手術に関して、この再入院のデータは不足していた。不足データを補うことで、美容整形手術の安全性を確認した研究が、「Aesthetic Surgery Journal 」2月号に掲載された。

研究者らは、2011年の米国国立手術品質向上プログラム( NSQIP )のデータに、術後の再入院を照会。美容整形手術患者の術後の再入院率と、ほかの手術による再入院率とのデータを比較した。

美容整形手術2879件の、平均的な再入院率は0.90%だった。主な美容整形手術後の再入院率はそれぞれ、乳房縮小術で0.31%、脂肪吸引で 1.13%、 腹部整形で1.78%、豊胸で1.20%だった。手術の多い専門領域上位5つは、一般外来、整形外科、婦人科、泌尿器科、耳鼻科で、再入院率は1.21-3.73%の範囲に分布していた。

研究者らは、美容外科術後の再入院率は、ほかの外科的手術に引けを取らないほど低いと述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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