概要
生態にとって欠かせない元素の一種。鉱物、無機物の意。細胞の内外に含まれている。13元素(亜鉛・カリウム・カルシウム・クロム・セレン・鉄・銅・ナトリウム・マグネシウム・マンガン・モリブデン・ヨウ素・リン)が健康増進法に基づく食事摂取基準の対象として厚生労働省により定められている。無機質は五大栄養素のひとつとしてタンパク質、脂質、炭水化物、ビタミンと並列にされる。ミネラルは体内で合成されず、外部から摂取することで生成されるしかなく、性別、成長段階などで必要な種類や量が異なる。代表的な働きは細胞浸透圧の調整、骨や歯などの骨格を構成するなど。精神状態の安定などにも深く関わってくる。
美容へのアプローチ
ミネラルにはコラーゲンを助ける作用があり、肌のたるみ、シミ、そばかすも防ぎ、老化の原因になる活性酸素を除去する抗酸化作用も強い。髪の毛や爪
を美しく保つ効果などもある。また基礎代謝をアップさせ、脂肪燃焼を促進するため、ダイエット時には不足しないように保つとよい。
ミネラルを使用した代表的な美容の商品としては、各種あるサプリメントや痩身プロダクト、また日本でも爆発的なヒットを遂げたアメリカ発のミネラルファンデーションなどが有名。こちらは1970年代にやけどや手術痕のある人が使用できるようにと医師によって開発された自然派商品で、日常的な紫外線を防ぐ効果もある。