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16歳女子で46%も。子供にも多い「ストレス食い」

現代社会では、子供も多くのストレスを抱えている。若者のストレスによる過食についての報告が4月7日、「BMC Public Health」オンライン版に掲載された。

ストレスによる過食(ストレス食い)は、不健康な飲食習慣と肥満のリスクを上昇させるが、これまで、若者のストレス食いの実態は調査されてこなかった。今回、フィンランドの16歳を対象に、ストレス食いとその要因を調査した。

対象となったのは、1986年生まれの女子3598人と、男子3347人。出生前から追跡調査を開始し、健康診断を行った。ストレス食いや食生活、その他の健康に関する行動は、アンケート形式で回答してもらった。

ストレス食いは、女子43%、男子15%で確認され、女性の方が多かった。ストレス食いがあると答えた人は、ないという人にくらべ、肥満率が高かった。ストレス食いと早死にには関連がみられなかった。ストレス食いの女子には、喫煙者、短い睡眠時間、家族との食事の機会が少ない、チョコレートや菓子、炭酸飲料の摂取が多いことやアルコール摂取歴がある人が多かった。ストレス食いの男子では、ソーセージ、チョコレート、菓子、ハンバーガー、ピザをよく食べる人が多かった。また、ハードなダイエットや運動を行う人も、ストレス食いの人に多かった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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