世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

ネイル用UVドライヤー使用時には日焼け止めを

ネイルサロンで施術後に使う、UVランプを用いたネイルドライヤーとがんリスクの関係を調査した研究論文が4月30日、「JAMA Dermatology」オンライン版に掲載された。

ネイル用のUVドライヤーとがんのリスクについては、すでに2012年に、週に1回250年間使い続けても皮膚がんリスクにはならないという論文が出されている。その後も、リスクとしては非常に小さいという研究成果が出されていた。しかし、これらの研究はネイルサロンで実際に使用されているドライヤーを直接サンプリングしたものではなかった。今回の研究は、実際に営業しているネイルサロン16店舗からサンプリングしたUVドライヤー17点を使用して、ドライヤー性能についての調査を行った。

その結果、実際に使用されているUVドライヤーのUV照度には、大きなばらつきがあるということがわかった。一般的には、使用されている電球のワット数が高いほど、紫外線量が多かった。研究者らは、今回の調査でも発がんリスクは小さいままだったとしながらも、がんだけではなく光老化のリスクを減らすためにも、ネイル用UVドライヤー使用の際には、日焼け止めや紫外線保護手袋の使用を推奨すると述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP