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英ホランド&バレット、古い化粧品回収を販促キャンペーンに

イギリスでパーソナルケア、サプリメント販売のチェーン店を展開しているホランド&バレットは古い化粧品・スキンケアアイテムの回収プロモーションに積極的に取り組んでいる。

英流通新聞Retail Timesのウェブ版(5月13日)によれば、ホランド&バレットは5月23日から6月11日の間、“ビック・ビューティ・スワップ”キャンペーンを開催し、シャンプー、シャワージェル、保湿クリームなど任意の使用しないビューティ・スキンケア商品を持ち込めば、使用済みであっても回収し、代替として店内で販売している全商品が対象となる25%ディスカウント・クーポンを進呈するという。イギリス、アイルランドで展開している720店舗でキャンペーンを実施する予定。

同社は2009年に防腐剤のパラベンや界面活性剤の一種、ラウリル硫酸ナトリームなどの化学品を含む製品販売を禁止した。以来、アロマセラピー、スキンケア、ボディケアラインではより自然で天然資源から生まれた製品の提供へとビジネスモデルを刷新し、ハイストリート店舗で顧客層を急激に増やしている。

ドクターコスメ、オーガニック・スキンケアのブランドが最近の売れ筋だそうで、「キャンペーン期間を利用して新製品を試して欲しい」と同社担当者ルーシー・ポッティンジャー氏はコメントしている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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