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リバウンド防止にはやっぱり食事管理と運動

減量成功後の体重管理には、食事管理と運動が効果的という研究結果が5月26日、「BMJ」オンライン版に掲載された。

2014年1月までに発表された体重管理に関する研究45件で、5%以上の減量に成功した7788人の、12カ月以上の長期追跡調査を実施。食事管理と運動をした群と、しなかった群のリバウンドの平均差は-1.56gだった。抗肥満薬オルリスタットと食事管理および運動の併用群と、プラセボ群の平均差は-1.8kgで、食事管理と運動の併用が効果を示した。オルリスタットに関する研究では、120mgの1日3回投与は、60mgおよび30mgに比べて減量維持効果が高かった。一方で、強い副作用も報告されていた。

オルリスタットは処方薬または市販薬として米国で承認されている抗肥満薬で、日本では未承認。米国ではオルリスタットに関連する肝障害が32例報告されており、服用または肝機能に異変を感じた際には医療関係者に相談するよう、米国食品医薬品局(FDA)が勧告している。これを受けて、2009年に、厚生労働省によるオルリスタットの個人輸入についての注意喚起が出されている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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