世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

ニキビ痕にマイクロ樹脂入りコラーゲン注入で効果

ニキビの萎縮性瘢痕にもコラーゲン注入が有効という研究結果が、「Journal of the American Academy of Dermatology」誌の7月号に掲載された。

この研究は、147人の参加者を対象に、米国カリフォルニアに本社を置くSuneva Medical社製造のArteFillを使って行われた。ArteFillはコラーゲンフィラーの一種で、コラーゲンに吸収されない、ポリメチルメタクリル酸微小球状樹脂(メタクリル酸メチル樹脂)を配合。コラーゲンの効果が長時間続くという。米国では、鼻やほうれい線などの顔面のしわの補正用として、食品医薬品局(FDA)の承認済み。コラーゲンはウシ由来のものを使用している。

ArteFillの注入を受けた人の64%、注入を受けなかった人で33%の治療成功が確認された。副作用は重篤なものはなく、安全性にも優れていた。肌の色や年齢、性別による効果の差はなかった。

Suneva Medical社は、同じく米国Obagi Medical Products社とスキンケア製品「ReGenica Facial Rejuvenation Complex」の共同販売提携合意を2013年に発表。最先端技術の幹細胞を用いたメディカルコスメとして人気が高い。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP