化粧品パッケージ大手Albea、中国蘇州に新施設
2014.07.7
国際部
化粧品パッケージ大手の仏Albéa 社は、中国の蘇州に新しい製造施設を開設したと2日、発表した。 広さ30,000㎡の新施設に140万米ドルを投資して最先端のパッケージ装飾技術と自動化した組み立て機能を完備した。新施設では化粧品の硬質包装(マスカラ、リップスティック、コンパクトケース)、パーソナルケアのチューブ、ディスペンサーシステムなどグループのコアな専門技術を統括した生産ラインを構築する。
同社は昨年1月にRexam社からパーソナルケア部門を買収しており、中国での産業フットプリントを最適化するために15ヶ月という挑戦的なスケジュールで建設にあたったと説明しており、従業員およそ800人で新工場の稼働を開始した。
英市場調査会社 Visiongain社が発刊した報告書「Cosmetic Packing Market Forecast 2014-2024/化粧品パッケージ市場2014-2024予測」によれば、2014年の化粧品パッケージの世界市場は258億米ドルに到達する。北米市場が世界最大の市場シェアを占めており、これからの10年間も市場をリードしていくと予測している。日本とドイツは主要市場のうちで現在のランクから下落することが予想される一方で、中国、ブラジル、インドは成長し前進することが期待される。
Albéa社は現在、上海、中山など4地域で特定のパッケージ施設、研究開発センター、および営業事務所を展開している。蘇州の新施設を加えて地域の持続的成長のために強力な基盤を提供しながら、中国市場における多様化する顧客のニーズに対応するようビジネスをさらに加速する勢いだ。