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株式会社ワールドジェイビー　営業部チーフ　倉持修氏に聞くエステ業界の今

2010.12.10

編集部

エステ業界の2010年を振り返って・・・

業務用化粧品をはじめエステベッド、エステスチーマー、美顔器などを幅広く卸売り、多方面で業務展開している同社では、2010年どのような商材が最も売れ行きが良かったのか。エステ業界の近年の傾向や2010年を振り返りながらインタビューを行った。

編集部――本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。さっそく本題に入りますが、エステ業界の２０１０年を振り返り、何か大きな変化は感じられましたか？

倉持――ここ数年エステサロンのオーナーさんと話していて感じるのは、とにかくみなさんが低価格で高品質を求めているという点です。また展示会などのイベントで実物を見たり、実際に試してみてから導入を決める方が多くなっているように感じています。展示会がただ商品を見てもらう場ではなく、ある種の即売会に変わってきているというのが大きな流れではないでしょうか。

編集部――そうすると新たな技術を取り入れるよりも、コストの削減やマーケティングの強化という動きが美容業界では高まっているのでしょうか？

倉持――それは確実に言えるでしょう。２０１０年は業務用化粧品やパックなど、手が届きやすい製品が特に好調でした。また低コストで良質な製品を入手したサロンはコースメニューを値下げするなど、他店との差別化をはかり集客につなげているのが目立っていたように思います。店販品でも、お客様はいくら良い製品でも高いと継続使用するのは難しい。良質で手頃な価格であれば、購入のためにもコンスタンツな来店が期待できると日々、実感しています。

編集部――そうですね、良い品をいかに安く手にできるかは消費者側には重要なポイントです。集客面で考えても、低価格で高品質な製品は売上を上昇させてリピーターを呼ぶということですね。こうした美容業界の動きや傾向は来年も続くとお考えでしょうか？

倉持――根本的には大きく変わらないと思います。引き続き『アンチエイジング』への高い関心が続き、インターネットでの売れ行きを見ると『コラーゲン』『ヒアルロン酸』というキーワードに注目が集まっています。そうした需要に製品の質と価格で迅速に応えることが、メーカー側が美容業界に貢献できる点です。またオーナーさんが経営で悩むように、一般のお客様もいかに低価格でラグジュアリーな非日常空間をサロンで手に入れるかを考えていると思います。

編集部――この不況の中、２０１１年もさらに美容業界が元気でいられるよう、私たち編集部も気を引き締めていきたいと思います。今日は本当にありがとうございました。

株式会社ワールドジェイビー　倉持修氏の気になるKEYWORD
『コラーゲン』……肌の引き締めやハリに効果的
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