概要
LEDは、Light( 光)、Emitting(放出する)、Diode(ダイオード:半導体)の意味。発光ダイオードとも呼ばれる。電気を流すと発光する半導体の一種だ。材料の違いにより、赤・オレンジ・緑など様々な色に発光する。現在は青色発光ダイオードが発明され、光の三原色(赤・緑・青)が揃った。個人の家庭の照明器具、自動車交通機関の照明など日常的な用途で、現代生活には必須となっており、また美容分野でも痩身や美顔の機器などで取り入れられている。東日本大震災以降、節電意識が高まり、低温でも発光効率が変わらず寿命が長いため、LEDの需要は伸びている。二酸化炭素の排出量が少なく、水銀も未使用なため、環境に優しい点も時代に沿っている。
美容へのアプローチ
NASA(米航空宇宙局)で行われた、宇宙空間で植物を育成するための研究から、様々な効果が解明され、目的に応じた利用がポピュラーになった。照射しても肌への安全性が高く、痛みや副作用を伴わない点から、美容業界でもLEDを搭載している機器は大変人気がある。コラーゲンを生成する繊維芽細胞を刺激することから、しわやたるみなど肌にハリを与えるエイジングケアが代表的だ。また赤や青など色別に波長の長さが異なり、肌への浸透度も異なるため、使い分ければ全身の各部位トリートメントが可能で、また美容効果も多種多様な点も貴重だ。フォトフェイシャル、光痩身など施術によって様々な総称もあり、機器も日々進化している。