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フェイスマスクの売上が欧米で急増

アジア発信の新たな美容製品が欧米で人気を集めているらしい。スキンケアとしてフェイスマスクの売上が米国、英国、イタリア、スペインで急成長している調査結果をグローバル情報会社のNPDグループ社は10月6日、ウェブサイトで発表した。

Facial Mask Sales

同社が集計した2013年7月〜2014年6月までのフェイスマスクの年間売上高をみると、米国市場での売上高は6550万ドルで前年度比60%増加、英国では570万ポンドで前年度比11%の増加という記録的な成長を示した。イタリアでは890万ユーロで前年度比8%増、スペインでは520万ユーロで前年度比2%増と堅調だった(参考図表:NPDグループ公式サイトより)。

「さまざまな皮膚の問題への改善にすぐ効果があらわれるマスクは最近の消費者を引き付ける」と同社副社長兼シニア·グローバル業界アナリストのカレン·グラント氏はコメントしている。

国別に観察すると、スペインでは、目元や唇に集中したマスクおよびスキンケア製品の売上が伸び、米国、英国、イタリアでは顔全体をトリートメントするマスクに人気があった。 セグメントとして規模は小さいが、既存の製品領域を補完することができ、継続的かつ長期的な結果を美容業界にもたらすことが期待される。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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