九州以外は飛散が少なめ!? 今年のスギ・ヒノキ花粉は昨年より大幅減
2012.06.27
編集部
㈱ウェザーニューズは、スギ・ヒノキの花粉シーズンの終了を機に、花粉飛散傾向のまとめを発表した。
これは、花粉症に悩む一般の方や企業、病院などの協力を得て、全国1,000カ所に設置する花粉観測機「ポールンロボ」によって計測された花粉の飛散量と、花粉症の30,708人に、今年は「辛い」か「非常に辛い」かなどの症状を、ヒアリングした結果をまとめたものだ。
全国の飛散量は、過去5年平均の90%前後で、昨年の約半分程度の飛散量となった。ただし九州は飛散量が多く、佐賀県では208%と平年の約2倍、福岡でも155%と1,5倍を記録した。鳥取県は131%、徳島県156%、兵庫県108%、大阪府65%など、西日本は平年並みかやや飛散量が多くなったところが多かった。愛知県では平年の66%など、東海では全体に平年の30%ほど飛散量が少なくなった。東京都は75%、神奈川県は65%、福島県66%、青森県68%と、東~北日本にかけては飛散量が平年並みか少なくなったところが多かった。
花粉シーズンに関しては、全国的に花粉の飛散開始が8日ほど遅れて、期間も平年より約4日短めだった。
花粉の症状については、全国平均では昨シーズンよりも「非常に辛い」または「辛い」と答えた方が5%減っているものの、西日本ほど「非常に辛い」または「辛い」と重い症状を訴えた方が多かった。全国的に期間も短く、飛散量も少なかったが、症状の大幅緩和とまではいかなかった。
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