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肥満はがんの原因にも~年間50万件

肥満とがんのリスクが関係していることは以前より注目されており、各国で肥満対策は急務となっている。肥満とがんに関する新しい推計値が11月26日、「Lancet Oncology」オンライン版に掲載された。

2012年のデータによる新しい統計解析では、がんの疾病負担(disease burden)の3.6%(48万1000件)が高いBMI値(BMI25以上)と関連していたことがわかった。そしてこの関連性は、発展途上国より先進国でより多く見られた。また、男性より女性で、より強い関連性が見られた。高いBMIが原因と考えられるがんの63.6%は、子宮体がん、閉経後乳癌、大腸癌だった。

データは、世界各国の人口動態実測値や人口構成などから求めた推計値を用いて、世界各国のがん死亡率を推計したGLOBOCANを使用した。GLOBOCANはWHO(世界保健機構)のサイトから確認することができ、色分けされた地図表示も見ることができる。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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