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減量手術後のビタミンA不足で失明も

胃を小さくする減量手術でドライアイや失明の可能性があるという研究が11月26日、「Obesity Surgery」オンライン版に掲載された。

現在、極度の肥満患者に対しては、消化吸収を制限するルーワイ胃バイパス術や食事量を制限する胃バンディング術などの減量手術が実施されている。

手術を受けた患者のいくつかのケースでは、ビタミンやミネラルなどの栄養素が不足することが知られている。特にビタミンAの不足が指摘され、実際に夜盲症、ドライアイ、角膜潰瘍、極端な場合には失明も引き起こされるという。研究者らは減量手術後の患者に、サプリメントを摂ることを勧めている。

ビタミン不足は手術の後遺症ではなく、食物の消化吸収や摂取量の不足によって引き起こされたようだ。減量のためのダイエット中に不足しがちといわれるのはビタミンBだが、ビタミンAの不足にも気をつけた方が良いかもしれない。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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