世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

米国でスーパーフードのチアシードがフェイスオイルに

米美容業界では最近、保湿フェイスオイルの人気が急増する中、スーパーフードとして注目されているチアシードもフェイスオイルとして製品化し始めている。スキンケアのベンチャーとしてマヤチア社(サウスカロライナ州)は、12月1日、チアシードから抽出した100%オーガニックなオイルの販売を開始したと発表した。

同社によるとチアオイルは皮膚の水和を高めるトランス表皮水分損失を低減し皮膚バリア機能を増加させることが近年、臨床的に証明されたという。軽量な特質を持つので肌への吸収力に優れるという特質がある。チアシードは自然界に見られるオメガ3脂肪酸の最も豊富な植物源で抗酸化機能に優れると評価されている。米非営利団体の Nutritional Science Research Institute (栄養科学研究所)の調査によるとチアシードは「これまでに測定した抗酸化物質の数値で最高値」を測定したというデータもあるという。Screen Shot 2014-12-09 at 19.00.44

マヤチア社から新しい2つの製品として、フェイス&ボディ用オメガ3チアオイル(希望小売価格59ドル)、ボディ用チアバーム(同34ドル)を公式オンラインサイト( http://mayachia.com )で販売している。

Screen Shot 2014-12-09 at 21.12.15マヤチア社に先行するブランドとして、米ジョージア州に2008年創業したオーガニック・スキンケアブランド「One Love Organics 」がある。 One Love Organics社は昨年、新しいスキンケアラインとしてチアオイルを追加した。“Supercritical Chia Oil”は49ドルで公式オンラインサイト(https://oneloveorganics.com )で販売中。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP