未承認医療機器の販売会社 社長ら逮捕
2015.02.19
編集部
大阪府警生活環境課は、18日、未承認の超音波機器を使った医療機器の販売をおこなったとして、大阪府八尾市内の美容機器販売会社である「MDS(マジェスティック・ドリーム・ソリューション)」社長ら4人を、薬事法違反容疑(未承認医薬品の販売)で逮捕した。
逮捕容疑は昨年10~11月にかけ、国内では未承認の医療機器「Di-Lipo」3台を大阪府のエステサロン経営者3人に計1,350万円で販売した疑い。
この機器は、国内では主に前立腺がんの早期治療で使われているが、既に海外では痩身用としても広く使われている。同社は2013年7月~昨年12月、全国のエステサロン店などに約230台を販売、メンテナンス料を含め約10億円を売り上げていた。
昨年12月頃から、施術を受けた女性が、皮膚に水ぶくれができる健康被害が確認されており、大阪府が商品の宣伝などをやめるよう指導していた。
調べに対し、「商品が医療機器だとは思っていない」と容疑を否認している模様。
※2015年2月23日/一部記事を訂正