株式公開を目論む電気工事業の株式会社NEOインターナショナル（大阪市、社長濱田幸一氏・写真）は、ネイル事業に新規参入することになった。

自社開発のネイルジェル「ミリオンジェル」（商品名＝写真）を今年の夏をメドにネット通販、テレビショッピングなどで販売する。販売数量は、年間1万セットを見込んでいる。 自社開発の「ミリオンジェル」は、アレルギーを誘発する感作性の性質があるとされるアクリル酸・ヘマ（HEMA＝アクリル酸モノマーの1種）を含まない安全性に優れたネイルジェル。価格は、1セット1万9,800円（税別）。 商品化のメドがついたことから今年の夏にテレショップ、ネット通販、自社サロン店（1店舗）などで販売する。 同社が新たにネイル分野に新規参入することになったのは、新規採用を含めて女性社員が増える中、ネイルに関するスキルや専門知識を持つ女性社員の提案を受けて事業化に踏み切った。

また、2014年2月に医療機器の販売事業に乗り出すなど新規分野参入が顕著で今後、コンタクトレンズ分野にも参入する方向で検討中。 同社は、2002年7月に電気工事業として法人化。2010年2月に電気料金の基本料を削減する電子ブレーカーを開発し、特許を取得。 同社の直近の売上高は、前期（2014年7月期）、前々期（2013年7月期）とも5億2,000万円から5億3,000万で推移。売上高の99％が電子ブレーカーの売り上げで占める。 同社は、2017年7月期にもジャスダックに上場する計画で、今年8月に監査法人を入れ公開準備に入る。現在、新規事業で収益の拡大を図ることが焦眉の急の状態にあり、ネイルなどの新規事業が株式公開実現に大きな影響を及ぼす。