BSIジャパン、食品と飲料保護の「PAS 96:2014」を販売
2015.04.17
編集部
BSI(英国規格協会)グループジャパン株式会社(東京都港区)はこのほど、PAS 96:2014「故意の攻撃からの食品と飲料の保護及び防御のためのガイドライン」の邦訳版を販売開始した。PASは、英国より2014年10月に発行された英語版を日本語に翻訳したもの。
近年、日本だけでなくイギリスやアメリカ、中国などの国々でも、食品業界において毒物の恣意的な混入などの事件が発生しており、このような悪意のある食品汚染に対しての対策が多くの組織において求められている。
そのような中、BSIは2008年にPAS 96(食品・飲料の防御、食品・飲料及びそのサプライチェーンへのテロ攻撃の検出及び抑止のためのガイドライン)を策定し、2010年の改正を経て、2014年に第3版として改正が行われ、妥当性と正確性を確保した。
PAS 96の目的は、偽装やその他攻撃からサプライチェーンの回復力を向上させるためのアプローチと手順を通して、食品関連企業の管理者を導くこと。攻撃の可能性を最小化し、成功してしまった攻撃の影響を緩和することによって、食品の信頼性を確保することを目指している。
- 参考リンク
- BSIグループジャパン株式会社