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ネスレ、スキン・ヘルス、上海に2016年ハブセンター開設へ

Screen Shot 2015-07-22 at 18.51.09世界最大の食品会社ネスレの子会社であるネスレ・スキン・ヘルスは、7月21日、次世代のスキンケアと健康促進のための技術革新拠点ネットワークの構築の一環として、アジア市場では初めて上海にネスレ・スキン・ヘルス研究・教育・長寿開発(SHIELD)センターを開設すると発表した。同センターでは医療研究成果および バイオインフォマティクスの収束に関連するアプリケーションを駆使してスキンケアのブレークスルーを促進する。

同社は、まず2015年第4四半期に米国ニューヨークにSHIELDセンターをオープンさせる予定で、今回発表があった上海センターは2016年第1四半期からの稼働を計画している。

中国の高齢者人口は国の総人口の17%を占めており、2020年までに2.48億に到するとの予測がある。高齢化の課題として、アンチエイジング対策として皮膚の健康を維持するだけでなく、皮膚疾患の治療や皮膚の状態を改善するためのニーズがこれまで以上に高まると推定できる。中国の高齢者の人口増加を見据えた美容医療の研究開発が加速化されることになる。

一方、ネスレ、スキン・ヘルスには皮膚科に特化した研究開発会社ガルデルマを傘下に持ち、幅広い製品ポートフォリオを世界80カ国で展開している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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