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これからのOEMは研究者にマーケティング視線も

main化粧品OEMの可能性を押し広げてきた株式会社シーエスラボ(東京都豊島区)は、今後、どのような未来像を描いているのか。代表取締役の林雅俊氏が、化粧品コンサルタントのインタビューに答えた。

A:初めて化粧品ビジネスに着手するというお客に対して、どのように対応しているかについて
「まず営業部隊が足を運び、ヒアリングを行なった後、サンプルを提案し、やりとりを繰り返しながら完成にこぎつける、というのが化粧品OEMの一般的な流れ。当社ではいま、この流れをもっと迅速化すべく、社内改革を進めている」

A:改革の中身について
「現状は、問い合わせをいただいてから化粧品の完成までに最短でも3カ月かかる。内容によってはもっとかかるケースもある。しかし、これでは、市場の動きや消費者の志向などを敏感に反映することは難しい。そこで、時間的なロスを削減するため、エントリーの段階でお客の要望に沿ったサンプルを数点示し、そこから完成へと導くプロセスを実現させたいと考えている。そのために、いま社内の仕組みを見なおしている最中だ」

A:シーエスラボが処方のライブラリー化に取り掛かれるのは、設立以来、多くのお客とのやりとりを通じて、要望の多いカテゴリーや機能など、求められる化粧品の傾向値を社内に豊富に蓄積してきたからではないか?
「そうだ。それらは、シーエスラボが誇る貴重な「資源」にほかならない。蓄積してきた傾向値を活かせば、お客に「こうした化粧品も考えられますよ」といったアプローチもできる。つまりは逆提案が可能になる」

A:要望に沿って製品化するだけの「待ちの姿勢」ではなく、社内資源をフル活用して、「攻めの姿勢」で化粧品を提案し、お客満足を高めているということか
「これからのOEMには営業のみならず、研究者にもマーケティングの視線が求められるようになると思う。営業と情報を共有しながら、できるだけ研究者の工程を減らし、お客目線に立ちながらクイックに化粧品を作り提供していくOEMを目指していきたい」

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