資生堂、「加齢に伴う真皮の空洞化が顔のたるみに繋がる」
2015.11.11
編集部
株式会社資生堂(東京都中央区)はこのほど、加齢に伴い肌内部の真皮が空洞化して脂肪に置き換わっていること、更に真皮が空洞化している人ほど肌の弾力が失われ、外見上も顔が大きくたるんでいることを発見した。
併せて、国立がん研究センター研究所 落谷孝広 分野長との共同研究により、皮下脂肪組織の間葉系幹細胞(脂肪組織由来幹細胞)が真皮線維芽細胞の働きを高めてコラーゲンを生み出し、真皮のような構造体を厚くすることを見出した。
今回の発見を踏まえて、同社が空洞化の改善を期待できる原料を探索したところ、シソ科植物の「ローズマリー」から抽出した成分に、脂肪組織由来幹細胞を引き寄せる効果があることがわかった。
同社は、この研究成果を今後発売するスキンケア化粧品に応用していくとしている。
- 参考リンク
- 資生堂グループ