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米国でプラスチック製マイクロビーズ製造販売禁止の法令化

アメリカでプラスチック製マイクロビーズの製造および販売が段階的に禁止されることになる。昨年末にバラク・オバマ大統領が「 Microbead-Free Waters Act of 2015」に署名したことにより2017年1月よりプラスチック製品のマイクロビーズを含有するリンスオフ(洗い流す)化粧品の製造を禁止、2018年1月よりこのような製品の販売が全面的に禁止となる。

プラスチック製マイクロビーズとは、直径5ミリメートル以下で人体の洗浄などを目的として使用する任意の固体プラスチック粒子。

段階的廃止は、リンスオフのスキンケアの非処方薬にも影響する。非処方薬でリンスオフ化粧品製造は2018年7月1日から禁止され、2019年7月1日から販売が禁止される。

欧州ではオランダがマイクロビーズ廃止を非公式に採用した初めての国で、ユニリーバなど大手メーカーが賛同している。米国の世界初となる法令化はイギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドでのプラスチック粒子廃止への動きを一機に加速させそうだ。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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