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アメリカ人女性のメイクアップツールへの意識度調査

Screen Shot 2016-03-09 at 21.25.57アメリカ人女性は、顔につけるスキンケアや化粧品の成分について何でも知りたいと思っているようだが、メイクアップの時に使う美容ツールへの関心は意外に低いようだ。メイクアップツール製造会社Anisa International(ジョージア州アトランタ)は、3月9日に発表した調査結果から、このような実態を明らかにした。

この美容ツールへの意識調査は、ハリス世論調査により2016年2月11〜15日の間、18歳以上のアメリカ人女性1,125人を対象にオンラインで実施された。

Screen Shot 2016-03-09 at 20.42.14化粧ブラシを利用する女性の63%は、ブラシヘッドに使用される材料の種類は重要であると回答したにもかかわらず、その内65%は実際に使っているブラシヘッドが何で製造されているか知らないと回答した。ブラシを選ぶ決め手の第1位は性能で、96%の女性が高いパフォーマンスを最優先している。第2位は耐久性で95%の女性が同意した。79%は環境および倫理的に責任のある製造業を考慮すると回答した。さらに、54%は人造繊維製のブラシのみ購入すると回答した。

Anisa Internationalの創設者で最高経営責任者(CEO)のTelwar Kaicker氏は、 “美の追求のため美容製品に投資するのと同様に化粧をする時に使うツールは重要である”とコメント。最近の繊維技術の革新により人口繊維で優れた性能と耐久性を提供するブラシが陳列する、などと付け加えている。美容ツールへの需要開拓の将来性がありそうだ。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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