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アメリカでホームフレグランスの売上が高成長

アメリカのプレステージ・フレグランスの市場は売上高、販売個数ともに順調に成長しているが、部門別でホームフレグランスが最大級に健闘しているという。グローバル情報会社NPDグループが5月31日発表したプレスリリースによると、ホームフレグランス部門の年間売上高は4,990万ドル(2015年5月〜2016年4月)で、飛躍的な成長を記録した。

キャンドルやディフューザーの人気の高まりがこのセグメントの成長を後押ししている。キャンドルの売上は過去2年間で1,100万ドル以上も増加。販売個数では前年度(2016年4月までの12ヶ月と2015年の同期間の比較)15%の成長がみられた。ディフューザーの売上高は前年度36%、売上個数は前年度27%と二桁成長を記録。 NPDグループのグローバル・ビューティーインダストリー・アナリストのカレン・グラント氏は、“今日、消費者は個人的な香りを自宅にも共有し需要を拡大している”などとコメントしている。

ホームフレグランスとして、ポプリや室内芳香剤の人気も回復して売上も堅調に伸びてきている。家庭用消費材として成長が期待されるニッチ市場のさらなる発展が期待される。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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