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英米市場でジェルネイル、ケア付きネイルカラーの需要増加

ネイルカラーの傾向と市場分析として、ジェルネイルとネイルケアの付加価値が期待されるという調査結果を英市場調査会社ミンテルはオンライン版ブログでこのほど、発表した。

ジェルネイルの需要増加の例としてイギリスとアメリカを挙げている。イギリスでは2013年から2014年にジェルネイルおよび関連システムの売上は39%成長しており、アメリカでは2013年から2015年の2年間で35%の成長率を記録したという。

同社の「米国のネイルカラーとケア2016」レポートでは、ネイルサービスを使用するアメリカの消費者の約4分の1は含有成分について関心があり、化学物質が爪に何らかダメージを引き起こす可能性があると懸念していることを明らかにした。また、イギリスでは女性の4分の1が、爪のケア効果に関心があり、爪の質を向上させる成分を持つマニキュアの購入を検討していることも分かった。

最近の傾向としてBBクリームの成功例など化粧品の開発に影響を受けたネイルポリッシュの開発が活発化している。オイルやココナッツ水などを原料に取り入れるなどメーカーが続出。ロレアルのカラー・リッチ・オイルベースネイルラッカーやネイルズインクのジェル・エフェクト・ココナッツ・ブライトコレクションなどがその一例。

ネイルオイルではアルガン、ククイ、 黒種子油など新しいオイル成分がネイルオイルとして登場し始めており、ネイルケアのニッチ市場にビジネスチャンスが期待される。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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