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イギリスでリップカラーの売上が好調—2016年は3億ポンド達成予測

イギリスの化粧品市場でリップカラー部門の売上が2016年には前年比12%アップの3億600万ドルに達するとの予測を市場調査会社ミンテルは、公式サイトのブログ(7月27日付)で発表した。

2014年から2015年の成長率は8%だったので市場は堅調に伸びていることを明らかにした。昨年のデータ分析では、イギリス人女性の40%が口紅を購入したことになり、16歳から24歳の女性では、48%が口紅を購入したという。

同社の新製品開発データベースGlobal New Products Database (2016年1月〜6月)によると、市場投入された新しい化粧品の25%はリップカラー製品だった。11%はリキッドファンデーションで10%はアイシャドウだった。

ミンテルのシニアビューティアナリスト・シャーロット・リビー氏は、「リップメイクアップの売上高は、新製品の発売数が多いおかげで今年も成長すると予想される」と述べている。マットリップスティックが最近の人気の傾向であり、カイリー・ジェンナーなどのセレブのキャンペーン活用や美容ブロッガーのチュートリアルなどがマーケティング戦略として奏功している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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