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ランコム、アメリカでカスタムメイドのファンデーションを拡充

ランコムは革新的なカスタムメイドのファンデーション「Le Teint Particulier」をアメリカの大手デパート・ノードストロームで販売強化すると8月22日、発表した。高級化粧品の販売競争が激化する中、パーソナライズした製品開発で他社との差別化を進める戦略とみられる。

experience-1顧客のスキントーンをスキャンしたデータを最先端のアルゴリズムを介して処理し、ビューティカウンターで顧客の肌色にマッチするようリキッドファンデーションとしてブレンドされる。オイルフリー、パラベンフリー、無香料で保湿効果に優れ、自然な仕上がり感を顧客に提供するという。顧客のスキントーンのIDはボトルに記載されるので、リフィル時に簡単に参照できる。「Le Teint Particulier」(0.7オンス入り)の販売価格は80ドル。

Lancome - Custom Made Makeupカスタムメイドのファンデーションはロサンゼルスとシアトルのノードストロームで先行販売していたが、今秋中にカリフォルニア州、フロリダ州、バージニア州、ワシントンDC、シカゴなど9つのノードストロームでの販売を追加していく。日本市場も含めてグローバル市場での今後の製品展開が注視される。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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