ユーグレナ、今期30%の増収継続

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2013.05.23

編集部

微細藻ミドリムシを使ったサプリメントや健康食品を手掛けるベンチャー企業ユーグレナ(マザーズ上場)は、今期(2013年9月期)の売上高が前期比7億円増の22億円を見込むなど大幅な増収となる見通し。

動物と植物の両方の栄養素を持つ微細藻ミドリムシを培養して商品化したサプリメント3種類と健康食品緑汁をメインに販売チャネルの薬局と接骨院及び通販での販売が好調なことが大幅増収の要因。特に、ミドリムシは、59種類の栄養素を持ち栄養価が高い事が消費者から認知され、口コミで商品の良さが徐々に広がってきた事も業績を押し上げる原動力になっている。

こうした販売の好調を映して今期の業績は、売上高22億9千万円(前期15億8千万円)、経常利益4億円(同3億2千万円)、税引き後利益2億5千万円(同1億9千万円)とこれまで続けてきた30%の増収を実現する見込み。しかし、消費購買層の大半を占める女性から“虫”のイメージで商品を捉えられるケースもありその解消を図ること。同時に、800億円市場を形成する青汁市場のシェア拡大を狙って広告宣伝に力を入れ、商品の訴求力を図る方針。

同社は、ミドリムシから作る油でバイオ燃料を精製し、航空機のジェット燃料として活用を図るためJX日鉱日石エネルギーと共同研究を進めている。

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