米製薬会社のアラガン社は、バイオ医薬品会社であるChase Pharmaceuticals (チェイス・ファーマシューティカルズ)を1億2500万ドルで買収したことを11月22日、発表した。

チェイス・ファーマシューティカルズは、アルツハイマー型認知症を含む神経変性障害の治療法開発に焦点を当てた後期臨床段階の医薬品会社で、現在、研究開発中のプログラムは、アルツハイマー型認知症の対症療法を大きく改善する可能性があると期待されている。

チェイスが開発中の化合物CPC-201は、アセチルコリンエステラーゼ阻害剤（AChEI）、ドネペジル、末梢作用性コリン作動性遮断薬ソリフェナシンで構成され、臨床実験は第2相（フェーズ2）に至っている。買収後はアラガン社が2017年にCPC-201を第3相試験を開始する予定としている。