日本と海外の髪と色気に関する国際比較調査を実施 資生堂
2016.12.9
編集部
株式会社エフティ資生堂(東京都中央区)のヘアケアブランド「TSUBAKI(ツバキ)」は、20代~40代の日本の女性100名を対象に、「色気を感じる女性が多いと思う国」を調査したところ、トップ3がブラジル、フランス、ロシアであることがわかった。
そこで、日本の女性と海外3カ国の女性を対象に、日本と海外の髪と色気に関する国際比較調査を実施。意識・行動に“3つの違い”があることが明らかになった。
ブラジル・フランス・ロシアの女性は平均して、約7割が自分に色気があると認識している一方で、日本の女性は1割程度にとどまり、日本の女性の色気に対する自己評価の低さが浮き彫りになった。
さらに、色気を出すために努力していることについて、海外の女性は「ヘアケア」、日本の女性は「身振り・立ち居振る舞い」と「スキンケア」に注力しており、海外の女性は「髪は色気を引き出す重要なパーツ」と認識していることがわかった。そして、「色気がもたらす日常生活への影響」についての捉え方にも違いがあることも明らかになった。
【調査結果のポイント】
■違いその1:色気の自覚
海外3カ国の女性は7割が「自分に色気がある」VS 日本の女性は1割
■違いその2:色気を出すために努力していること
海外3カ国の女性は「ヘアケア」VS 日本の女性は「身振り・立ち居振る舞い&スキンケア」
■違いその3:色気がもたらすもの
海外3カ国の女性は「日常生活が楽しくなる」VS 日本の女性は「異性にモテる」
この調査を受け、パリコレクションをはじめ数々のショーで世界中の女性の髪に触れてきた資生堂トップヘア&メーキャップアーティストの計良宏文(けら ひろふみ)氏が、世界のヘアケア事情について解説。
「一緒に仕事をするモデルには、ブラジル・フランス・ロシア出身の方が多いが、ヘアケアに気を使っている人は非常に多い印象を持っている。3カ国ともに共通しているのは、元々髪色が明るく艶の出にくい髪質だということ。空気はドライでパサつきやすく、水は硬水ということもあり髪を大切にしたいという願望が強いのではないか。そして、毎日努力して髪をきれいにすることで色気を保ち、それが自信につながっている」とコメントしている。
また、計良氏は「日本の女性の多くが消極的であることは非常にもったいない」と言う。日本人の髪は他国に比べるとハリやコシがあり、艶が出やすい傾向にある。「世界でもトップレベルの美しい艶の出やすい髪質であるからこそ、ぜひ日々のヘアケアに対する意識を高めて欲しい」。
そして、色気を異性へモテることではなく、「自分の人生をワンランク豊かにするひとつのアイテム」として捉えてほしいとしている。
- 参考リンク
- TSUBAKI