株式会社三越伊勢丹ホールディングス（東京都新宿区）はこのほど、株式会社ソシエ・ワールド（東京都渋谷区）の持株会社であるSWPホールディングス株式会社（東京都千代田区）の株式を取得し、子会社化すると発表した。株式譲渡は2017年1月12日を予定している。

ソシエ・ワールドは、経営方針として「総合ファッションリーダーとしてトータル・ビューティを創造する」を掲げ、「心と身体のトータル・ビューティ」を届ける理念の基、サービス面のナンバーワン品質に取り組んでおり、独自のビジネスモデルを確立している。

エステティックを始めとするトータル・ビューティの事業は、コトサービスの強化として、お客がより自分に合った価値観を追い求める上で、今後、三越伊勢丹ホールディングスグループに必要な事業であると判断した。

同グループには、ソシエ・ワールドの持つトータル・ビューティに関する事業ノウハウの獲得が課題であり、他社とのアライアンスを活用したノウハウの早期獲得を進めてきた。今後もスピード感を持って事業を推進し、お客の期待に応えていくためには、業界をリードする企業との協業をさらに推進し、事業インフラを確立することが経営戦略上の重要課題であると認識している。

今後は、ソシエ・ワールドにおける出店機会の獲得やシステム・物流等のインフラ強化・効率化等を通じた事業拡大を図っていくとともに、新たな業態開発も含め、同グループの既存・新規顧客に対して、顧客接点の拡充と新たな価値の提供を行っていくとしている。