産学連携から生まれた日本のスーパーフード 甘酒「甘こうじ]発売
2016.12.13
編集部
日本薬科大学(福岡県福岡市)は、埼玉県上尾市の老舗酒蔵「文楽」との共同研究により、甘酒「甘こうじ」を共同開発し、12月12日より販売開始した。
日本醸造学会が麹菌を“国菌”に認定してから約10年。麹菌の機能性研究は未だ進んでおらず、明確に効果が証明されていないのが実状だ。
今回の共同開発は、麹菌の秘めた可能性を求め、麹菌をそのまま摂取できる甘酒を開発することを目的に、麹研究の権威である日本薬科大学の北本勝ひこ教授が中心となって立ち上げた「甘こうじプロジェクト」が、埼玉県上尾市にある明治27年創業の老舗酒蔵「文楽」と連携して行った。
ときに「飲む点滴」、「飲む美容液」とも称される甘酒。美容や健康に高い効果が期待されているものの、その魅力はまだ広く知られていない。
今回発売する「甘こうじ」は、アルコール0%、米麹の働きによって生まれる天然の甘味といった甘酒の特徴に加え、他の甘酒には含まれていないα-グリコシルグリセロールを含んでいる。
α-グリコシルグリセロールは、抗アレルギー作用や保湿作用のほか、血糖値上昇抑制やコラーゲン産生促進などの効果があり、美容や健康に良いとされている。また、腸内のバランスを整えるイソマルトオリゴ糖も含んでおり、まさに「日本のスーパーフード」と呼ぶにふさわしい甘酒だ。
- 参考リンク
- 甘こうじ