韓アモーレパシフィック、中東市場に進出—「 エチュードハウス」をドバイに初出店
2017.01.19
国際部
韓国化粧品大手のアモーレパシフィックグループは、中東最大規模の小売業者アルシャヤグループと協力して中東市場へ進出する計画を11日、発表した。第一弾として、2017年後半にドバイに「エチュードハウス」を初出店する予定。
同社は中東市場進出に先立ち、ドバイ、アブダビ、テヘラン、インスタンピールなどの主要都市で中東地域の専門知識を構築することに多額の投資を行ってきており、 中東市場への最初の玄関口として影響力のある巨大都市であるドバイを選択した。2016年5月にアラブ首長国連邦政府が推進する自由貿易地域であるドバイデザイン地区(D3)に完全子会社のAMOREPACIFIC ME FZ LLCを設立し準備を整えてきた。若い世代を消費者層に展開するメイクアップブランド「エチュードハウス」が同社の中東市場進出のための世界初のブランドとなる。将来的な展望として、「エチュードハウス」のクウェート、サウジアラビア、カタール、バーレーン、オマーンなどへのビジネス拡大を視野に入れているという。
同社サ・キョンベ会長兼最高経営責任者(CEO)は、「アジアンビューティに対する中東地域での関心が高まる中、同社の画期的な美容文化の推進に積極的に取り組んでいく。そうすることで、アジアの美は韓国を越えて、中国、東南アジア、インド、ヨーロッパ、中東を結ぶ新しいユーラシアの道を描くことになるだろう」などと発表文の中で、コメントしている。
- 参考リンク
- etudehouse.com