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「世界で最も倫理的な企業」に花王、ロレアル、コルゲートが化粧品・パーソナルケア業界から選定

企業倫理やCSR(企業の社会的責任)などを専門とする米国のシンクタンク「Ethisphere Institute(エシスフィア・インスティチュート)」が3月13日に発表した「World’s Most Ethical Companies 2017(世界で最も倫理的な企業)」に、化粧品・パーソナルケア業界からは花王株式会社、仏ロレアル、米コルゲート・パーモリーブの3社が選ばれた。2007年に同賞が創設されて以来、花王は11年連続で選定されており、今年は日本企業としては唯一の企業となった。

エシスフィア研究所は倫理的企業の選定にあたっては、企業倫理とコンプライアンス・プログラム(35%)、企業市民としての活動内容(20%)、倫理的企業風土(20%)、コーポレートガバナンス(15%)、社会からの評価、リーダーシップとイノベーション(10%)と5項目を基準に調査を行なった(合計100%での配分)。今年は5大陸、19カ国、52産業分野にまたがって調査した結果、124企業が「世界で最も倫理的な企業」に選出された。

今回の受賞に際し、花王株式会社の澤田道隆社長はプレスリリースの中で次のように述べている。

「世界で最も倫理的な企業の1つとして、11年連続で認められたことを光栄に思います。花王グループは、130年にわたり、創業者から受け継がれた『正道を歩む』の精神を大切にしてきました。2017年からスタートした中期経営計画『K20』においても、『正道を歩む』をすべての企業活動の基盤として位置づけ、社員一人ひとりが、日々の業務に取り組んでまいります」

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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