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米国で自分だけのカスタマイズしたヘアケア製品が登場

米ヘアケア開発ベンチャーのProfilePro LLC(ペンシルベニア州)は、ミレニアル世代を対象に顧客ニーズをカスタマイズとパーソナライズした革新的なヘアケアブランド「 Cloud 10 Hair Care」を立ち上げたと3月21日、発表した。利用者はオンラインサイトで個人の髪のコンディションや希望の髪質などの設問に回答しながら理想のドライシャンプーとドライコンディショナーを選択することができるというシステム。

オンラインサイトで入力された顧客のプロファイルは即時に165種類もの成分配合パターンのデーターベースに連動し、各自のニーズに一致する成分調合を推奨することができるという。香りはラベンダー、シトラス、バニラ、ココナッツ、ジャスミンの5種類、泡立ちはハード、ライトの2種類から選んでさらにカスタマイズしていく。

成分の内容が決定した後、数種類のボトルから自分の名前やニックネーム付きのオリジナルデザインのラベルを作成してパーソナライズした製品の完成となる。ドライシャンプー、ドライコンディショナーは各16.45ドル、シャンプー&コンディショナーのセット価格は25.95ドル、トライアルサイズのセット価格は8ドルで公式サイトにて販売開始。

「 Cloud 10 Hair Care」のヘアケア製品はイタリアのヘアケア開発大手のOriginitalia Labs社が製造。硫酸、パラベンを使用せず、動物実験フリーの製品となる。

2014年創設のベンチャー企業ProfilePro LLCには、米テレビショッピングQVCの創設者ジョセフ・シーゲル氏をはじめ、QVCの関係者が経営陣に参加しており、カスタマイズおよびパーソナライズしたヘアケア製品の開発を推進している。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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