グーグル美容トレンドレポート、2017年はマスクがホット!?
2017.04.28
国際部
2017年の美容トレンドはマスクが続くようで、世界市場では国民性や地域の慣習によって人気のアイテムは若干異なるようだ。グーグルはマーケティングツールとして立ち上げたウェブサイト(thinkwithgoogle.com)でコンシューマートレンドの調査を実施しており、調査レポートを一般公開している。このほど、米国、フランス、日本におけるスキンケアの傾向を調査して「Think with Google Beauty Trends 2017」としてリリースした。
ビューティレポートでは、3カ国で人気が上がっているビューティアイテムと人気が下がってきているアイテムの分析、一番注目されているスキンケア、人気アイテムの浸透性などを分析した。調査方法は、2014年9月から2016年9月までの期間、美容カテゴリに関連するクエリを選出して、月毎にクリエのボリュームの推移を調査した。各検索クリエについて前年比成長率、速度、加速後を測定して、その傾向を探った。
日本市場で人気高騰のアイテムはホットクレンジング、炭酸洗顔、毛穴綿棒、クレンジングバーム、手作り石鹸、リップオイル。人気が急降下したアイテムは豆腐クリーム、ゼラチンパック、薬用石鹸、小顔マウスピースだった。
米国、フランス、日本、3カ国で美容トレンドとなっているアイテムは「マスク」だった。米国で検索容量が高かったマスクは、フェイスマスク、DIYフェイスマスク、チャコールマスク、死海の泥マスク、韓国フェイスマスクなど。フランスで検索容量が高かったマスクは、フェイスマスク、毛穴の黒ずみマスク、ピール、ホームメイド保湿フェイスマスク、アイマスク、アボカドマスクなど。日本で検索容量が高かったマスクは、シートマスク、リップマスク、美白マスク、小麦粉パック、ニキビパック、アイマスク、酵素パックだった。
日本で美容マスクの研究開発が活発で消費者への浸透も進んでおり、最近は、手、甘皮、かかと、足の手入れにマスクを使用することに関心がある傾向がみられるという。日本でのこれらの傾向が米国、フランスへ波及する可能性を示唆している。