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英蘭系ユニリーバ、ラテンアメリカの Quala買収

英蘭系ユニリーバは、ラテンアメリカの消費材メーカーQuala(コロンビア)を買収することで合意したと5月15日、発表した。 Qualaはコロンビア、エクアドル、メキシコ、ドミニカ共和国、ハイチ、ペルーなどラテンアメリカ10カ国で、パーソナルケアやホームケアの販売を展開しており、2016年の年間売上は4億米ドルと推定。 買収額など詳細については明らかにされていない。

Qualaは1980年に創業。同社は地域ブランドとして、ヘアケア/スキンケア「Savital/Savilé」、ヘアケア「 Bio-Expert 」、男性ヘアケア「eGo」、オーラルケア「Fortident」、ファブリックケア「 Aromatel」などを展開している。

「Savital/Savilé」はコロンビア市場でヘアケア部門の販売数一位で、北中南米地域でもビジネス展開を順調に拡大している。「eGo」は男性ヘアケアブランドとしてコロンビア、メキシコ市場でナンバーワンを獲得、オーラルケア「Fortident」は、コロンビアとエクアドルでナンバー2のブランドに成長しているという。

今回の買収について、ユニリーバの最高経営責任者(CEO)のポール・ポルマン氏は、“オーラルケアと男性グルーミング事業を補完し、ヘアケア部門のグローバル市場での主導的地位を強化する”などと、プレスリリースの中でコメントしている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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