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グラス1杯のワインでも乳がんリスク上昇

少量のアルコールでさえも乳がんのリスクに影響するという調査結果が5月23日、米国癌研究機関(American Institute for Cancer Research)の公式サイトで発表された。

この調査は世界癌研究基金(World Cancer Research Fund)との共同で、119件の研究のレビューに基づいている。対象には1200万人の女性と26万件の乳癌の症例が含まれた。ワインまたはビールをグラス1杯(約10グラムのアルコール含有量)摂取すると、閉経前乳癌リスクが5%、閉経後乳癌リスクが9%増加するという強力な証拠を発見した。

また、日常活動量が最も多い女性は閉経後乳癌を発症する可能性が最も低く、活動レベルが最も低い女性よりも13%少なかった。閉経前乳癌については、激しい運動のみがより低いリスクに結びついた。最も活動量が多い女性では、最も活動量が少ない女性に比べ、閉経前乳癌の危険性が17%低下していた。さらに、過体重または肥満であることは、最も一般的なタイプの乳癌である閉経後乳癌のリスクを増加させること。授乳中の母親は乳がんリスクが低いこと。 成人の体重増加は、閉経後の乳癌のリスクを増加させることも報告されている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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