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米国のウェルネル広告で一番効果的なのはテレビとダイレクトメール

米マーケティング会社LAVIDGEとMosaic Multiculturalは、フィットネスクラブ、マサージクリニック、スパ、サロン、美容製品、栄養補助食品などのパーソナルケア事業社からの広告に対する世論調査を行った結果を6月26日、発表した。「2017 Southwest Personal Care Marketing Report」と題するレポートの中で、アメリカの消費者がテレビ広告とダイレクトメールを他のメディアよりも好んでいることを明らかにした。

両社は、ウエストグループリサーチ会社に委託してアメリカ南西部全域に住む467人の消費者を対象にパーソナルケアの広告についてのアンケート調査を実施した。

宣伝に使用される言葉についての調査で、最も好感を持つ言葉は「信頼できる」で、53%のアメリカの消費者は肯定的だと回答した。「安全」(49%)、「正直」(46%)、 健康(45%)と続いた。また、専門、利便性、低価格などの言葉にも心を動かされるようだ。

フレーズの調査では、 “Our staff is well trained and knowledgeable(スタッフは十分に訓練され、知識が豊富)”という声明に消費者が最も共鳴する結果がでた。 驚くことに、消費者は「あなたは若く感じるでしょう」などとという広告メッセージを好まないことが明らかになった。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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