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投資会社 Eurazeo、スペインの香水製造会社 Iberchemに投資

フランスを拠点にする投資会社Eurazeoは、スペインの大手香料・フレグランス製造会社Iberchemnoに2億7千万ユーロを投資すると7月3日、発表した。これにより、Iberchemno社の70%の株式を取得し筆頭株主となる。一連の取引は7月後半に完了する予定。

Iberchemnoは1985年、ラモン・フェルナンデス氏がムルシア州の州都ムルシアに創設。顧客が求めるフレーバーとフレグランスを基盤に香水やパーソナルケア製品を迅速に商品化するビジネスモデルが奏功し、特に新興市場でのビジネス拡大に成功した。現在、スペイン、中国、インドネシア、コロンビア、チュニジアをはじめ世界で11の製造施設を保有する。2012年から2016年まで、年率18%で売上高増を記録。2017年5月の時点での12ヶ月の売上高は1億1700万ユーロという。

Eurazeoは資本参加することで、これまでの新興市場でのビジネスモデルを継続しながら、会社の発展の次ぎの段階を支援する。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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