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短い睡眠が「ながら喰い」で肥満を招く

米国アラバマ大学バーミンガム校のプレスリリースは、短い睡眠時間と「ながら喰い」に関連があるという研究結果を12月11日に発表した。詳細は「New Pathways From Short Sleep to Obesity? Associations Between Short Sleep and ‘Secondary’ Eating and Drinking Behavior」のタイトルで、「American Journal of Health Promotion」オンライン版に掲載された。

同大学のヘルスケア&政策学科の研究者Gabriel S. Tajeu博士らは、7時間以下の短い睡眠時間と、何かをしながら飲食する、いわゆる「ながら喰い」特に「ながら飲酒」が多く関連していることを発見した。「ながら喰い」のおかげで摂取カロリーが増加し、これが潜在的な肥満のリスクとなっているという。

2006-8年にかけて実施された「米国生活時間調査(American Time Use Survey)」に参加した21-65歳の男女2万8150人のデータを用い、睡眠時間、食事時間および「ながら喰い」に費やした時間を調査した。その結果、睡眠時間が普通(7-8時間)のグループに比べ、睡眠時間が7時間未満のグループでは「ながら喰い」に費やす時間が1日当たり8.7分多く、週末には31.3分も多かった。研究者らによると、短い睡眠時間と肥満に関連があることは明らかで、今回の研究結果により、その関連が「ながら喰い」によるものである可能性を示唆したものとなったと述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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