有限会社日本漢方医薬研究所（徳島県徳島市）はこのほど、体を温める、和漢エキス配合のチョコレートサプリメント『温建中湯』（1個200円）の販売を開始した。「午後のおやつとして、あるいはワインと一緒に食べると相性が良い」（代表取締役の片山智子氏）としている。
『温建中湯』は、漢方の古典「金匱要略」に記載のある「大建中湯」の構成生薬を参考に作ったもので、和漢素材の生姜、御種人参、山椒に60％カカオを組み合わせたオリジナル健康食品。大建中湯には、甘味のある「膠飴」という生薬も入っているが、これをカカオに置き換えるという工夫を凝らした。「2個で、一日分の大建中湯に相当する」（片山氏）という。
「大建中湯はもともと食材にも使える生薬で構成されている漢方薬なので、この食材を活かした新製品を作りたいと考えていた。錠剤にすると薬っぽくなって受け入れられにくいので、ポリフェノールがたっぷり含まれているカカオに着目して、チョコレート菓子にしたらどうかと思いついた」（片山氏）。
100個セットと、14個セットを用意しており、漢方薬局などでのバラ売りもできる。このほか、OEMにも対応している。
