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肥満が関連するがんは13種類

2005~2014年、アメリカの肥満関連がんの発生傾向の概要が10月3日、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)の公式サイトで発表された。CDCはアメリカ合衆国保健福祉省所管の組織で、アメリカのみならず世界の保健健康に関する情報提供と健康増進に大きな役割を果たしている。今回は、アメリカがん統計からのデータを使用して、2005~14年のがん発生率の傾向を調査分析した。対象となったのは、太りすぎおよび肥満に関連する癌;食道の腺がん、結腸直腸がん、子宮内膜がん、胆のうがん、胃の噴門部がん、腎臓がん、肝臓がん、卵巣がん、膵臓がん、甲状腺がん、乳がん、髄膜腫、多発性骨髄腫。

2014年に約63万1000人が、肥満関連がんの診断を受けていた。肥満関連がんは、診断されたすべての癌の40%を占めていた。肥満関連がん発生率は、高齢者(50歳以上)が若年者よりも高く、男性よりも女性で高かった。非ヒスパニック系黒人および非ヒスパニック系白人の成人では、他のグループと比較して高かった。肥満関連がんの発生率は、年齢、がんの部位および状態によって変化した。結腸直腸がん以外のがん発生率は20-74歳で有意に増加、75歳以上で減少していた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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